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のんびりぶらり、シーサーさんぽ

表情豊かな竹富島のシーサーたち

美しい赤瓦屋根を持つ昔ながらの沖縄家屋が並ぶ竹富島。そんな竹富島には、人口323名(2012年1月末時点)に対し約170体のシーサーがいると言われています。シーサーとは、沖縄の言葉で「獅子」の意味。村や家にやってくる災いや悪霊を追い払うと言い伝えられています。屋根の上や門柱にいることが多いシーサーですが、竹富島では建物をぐるりと取り囲む琉球石灰岩の石垣の上や塀の上などにも飾られており、集落の中を散歩しているとふと目が合ってしまうこともしばしば。ユーモアたっぷりの表情を浮かべたシーサー、恐ろしい形相で睨みをきかせているシーサー、魔除けになるのか疑問に思ってしまうようなかわいらしいシーサーなど、様々な表情のシーサーに出会えるのが竹富島さんぽの魅力です。その多くは漆喰と赤瓦を使って手作りされたもので、世界に一匹だけのオリジナルデザインなのです。自転車でまわることも多い竹富島ですが、たまには自転車を降りてのんびりぶらりと歩いてみると、これまで気づかなかった新しいシーサーに出会えるかもしれません。

旅の思い出にもシーサーを

仲筋集落にある竹富島唯一の陶器窯元『アトリエ五香屋(ごきょうや)』では、前日までに予約するとシーサー作り体験ができます。シーサーの制作時間は約2時間。強そうなシーサーにするもよし、優しそうなシーサーにするもよし。完成したら乾燥・本焼きした後に郵送してくれるので、旅の思い出に自分だけのシーサーを作ってみてはいかがでしょうか。また竹富港ターミナル『てぇどぅんかりゆし館』内のお土産店や、なごみの塔近くにある『HaaYa nagomi-cafe(ハーヤ ナゴミカフェ)』では、竹富島内のシーサーが大集合したポストカードも販売されています。集落内でいくつのシーサーを見つけられたか、ポストカードを見ながら思い返してみるのも楽しいですよ。